「森」が初めて美味かった。

ま、どーでもいい話なんですけどね。


先日、友人のS君と出かけました。
ぶらり途中下車の旅」的な雰囲気満載でした。
その道中で立ち寄った一件のダイニング。その名も


D&DEPARTMENT PROJECT 東京店


そこで昼食を食べたのですが、ランチセット的な物の前菜でサラダが出てきました。普段なら「サラダ、私、トテモスキ」なのですが、残念ながらそのプレートにはヤツがのっていやがったのです。私はヤツの事を見た目でこう呼んでいます。


「森」


ブロッコリーとも言います。ノーマルバージョンの「森」だけならまだしも、ホワイトバージョンの「森」人呼んでカリフラワーも、ちゃっかり居やがりました。彩りがいいのか何か知りませんが、「そんなのこっちは知ったこっちゃねーよ」、「いかんいかん、せっかく作ってくれたんだから美味しく頂こう」、「いや嫌いなもんは嫌いだ」・・・みたいな葛藤がありつつ、やっぱり一刻も早く皿の上から消えて欲しかったので真っ先に食べました。

↓ダブル「森」退場後の皿


「ザマー見ろ」と心の中で思いそうになった瞬間・・・


「あれ?美味くね?」


普段なら、あの「森」の葉っぱの部分が口の中でモサモサする予定だったのですが、何故かモサモサしません。何か、シャキシャキしてました。ホワイトバージョンの「森」も以下同文でした。「野菜本来の甘みが・・・」とかそういう玄人っぽい事は全く分かりませんが、シャキシャキだけだとあまりにも語彙が乏しいので、もう少し詳しく言及すると、


●菜の花みたいなにおいがした。
●身が絞まっていてみずみずしかった。
●色が普通の「森」よりも濃い緑だった。
●マヨネーズ無しでもイケた。


いやいや、菜の花の芽が少しでっかくなっちゃったヤツを食ったのではありません。そこまで私の目と舌は節穴では無いです。今まで食べてきた「森」は何だったんだ・・・。嫌いながらも今までの人生でおそらく1000個くらいは食べてきているだろう「森」。その1000個分の汚名を一気に返上するD&DEPARTMENTの「森」。


「森」の事がちょっとだけ好きになりました。


何で嫌いなものがこんなに美味かったのか?その秘密を探るべく、D&DEPARTMENTのホームページをクリーーーック!!するとこんなキーワードが浮かびあがってきました。


自社農園
by D&DEPARTMENT


岩手県山形村霜畑にある2000坪自社農園で、オーガニックハーブや野菜を育てているそうです。以下HPからの抜粋。


岩手山の澄み切った空気と、黒部川の清流の流れるファームは、3年がかりで無農薬の土壌を準備して野菜とハーブの栽培をはじめています。」


やっぱり感動するものの裏側には、特別な何かがあるんだなー。「蓋を開けたら、やっぱりね」的な所がとてもニクいですねー。勝手にブロッコリー・オブ・ザ・イヤーを贈りたいくらいの気持ちです。自分も「蓋を開けたら、一番努力してた」、そんなこの店のブロッコリー的な人間でありたいと勝手に啓発されてしまいました。そんくらい美味いって事です。


もし、ブロッコリーが嫌いな人がいたらぜひ食べてみる事をお勧めします!
以上!!


<今日のキャスト>
ぶらり途中下車の旅
D&DEPARTMENT PROJECT 東京店
マギー審司